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帯の製作工程

歴史に裏付けられた確かな職人が繰り出す織屋にしむらの帯や着尺。時代をとらえ時代を生き続ける織屋の心意気を、着物が好きな方々に届けたい。織屋にしむらの帯で、着尺で美しく装っていただきたいと念じています。

織屋にしむらの織機織り工程

織屋にしむらは様々な帯や着尺や袴などを織っています。ここでは一例として博多帯の織機製造工程を紹介しています。

意匠デザイン
帯や着尺など、織の司令塔
帯や着尺の意匠はもとより、風合いを左右する組織、柄やデザインに沿って用いられる糸の種類や色の選択がなされます。イメージした帯を実現するためのあらゆる情報を決めるところです。織屋にしむらの帯の世界はここで決定され、各部門へ粛々と送られます。意匠デザイン部門は織屋にしむらの製作の好奇心とそのこだわりの部屋といっても過言ではありません。
手順としては、意匠デザイン紙の画像をパソコンのスキャナーで取り込み、画像修整をします。全体を色指定がなされた方眼紙で、色や柄のバランスを細部にわたり図ります。
一方で、やわらかな線、盛り上がった表面など、織りの組織情報を数字に変換しておきます。これらの糸と織り情報の数値に基づいて、実際に使用する糸がはじめて指定されます。
そして、ここで作成された意匠デザインを含む情報は、はじめて織り手のそれぞれの現場に渡されます。
糸繰り
糸は細く、糸は均一ではない。
染め上げられた糸束の糸は、そのままでは織り糸として使用できません。織り糸にするためには、均一の長い糸が必要です。極細な糸を徹底的に均一の糸に仕上げなければなりません。そのために糸繰りという作業を行います。手順はまず、後光(ごこう)という直径50cmほど糸枠にセットします。後光を回転させながら糸を繰り出し、その糸を直径20cmほどの「枠」に巻きつけます。この一連の作業が糸繰りです。
糸繰り作業では、糸のよれ、絡み、癖のある糸を正常にし、やつれている部分は切り離し、そして結び、均一でゆるぎない一本糸にして「枠」に巻きつけて行きます。織り手へ手渡す織り糸は、ここの工程で整えられ出番を待ちます。
整経
博多織は経糸で柄を出す。
博多帯の織では、経糸で柄を出す手法を編み出しました。従って経糸(たていと)を整える「整経(せいけい)」という工程は極めて重要な作業です。指定紙に沿って、細い経糸を前筬(おさ)でアゼをとり、整然とドラムに巻きつける作業を整経といいます。主張する細い糸を傷つけず正確に並べ、巻きつけます。ここでは指先、手腹の感触で糸の並びや状況を確かめ、目で糸動きと状況を監視します。冴えた職人の手と目が、出来上がりを確かなものにします。
仕掛け
機に糸を掛けること、すなわち仕掛け。
手機(てばた)で帯を織る場合も、織機(しょっき)で帯を織る場合でも、機(はた)に糸を掛ける「仕掛け」の工程作業は必要です。これから織る帯のために、全ての経糸(たていと)を機に仕掛ける作業です。博多帯の中でも人気の平地(献上帯、平八寸)は経糸で柄を構成します。一方紋帯では経と緯で、柄つまり紋を作り出します。 文柄の構成、織の密度、サイズ、デザイン、など指定に従って、経糸のありとあらゆる想定される糸をこの仕掛けによって施します。機に糸を仕掛ける工程で要求されることは適正であること、そして正確であることが要求されます。この仕掛け作業を終えることで一気に帯の織の段階、つまり製織へと進みます。
製織
仕掛けを終えた経糸に緯が飛びます。
経糸に、いよいよ緯糸の仕込まれた杼(ひ)が走り筬(おさ)で打ちこまれ、徐々に帯として織り出されます。帯一本を織るために何万回と杼が走り、瞬時に筬が打ちこまれます。美しい織りを実現するためには織機の調整は重要です。天候、湿度、温度、熱などの環境に影響を受ける糸とその織機の動きを、安定した万全の状態を維持させるために、人の手と神経と目線が注がれます。
仕上げ
最終検査と商品の体裁を整えます。
サイズ、重さ、などの仕様のチェック。 傷や汚れなど細部のチェックと全体の仕上がりを厳しく確認します。そのうえで織元としての生産表示や装飾など商品としての必要情報を付けます。お客様に手にとって喜んでいただきたいという思いを載せて品質表示を付けます。
糸について
織屋にしむらでは70種以上の糸を使用しています。シャリ感のある糸、鮮やかな発色の糸、深い沈みを表現する糸など、糸の種類も多様です。また現在当社で使用しているほとんどの生糸や撚糸はブラジル産です。桑葉作りから繭生産、製糸さらに撚糸まで一貫した管理と運営を実施しており、品質のばらつきが極めて少なく併せて安定供給を実現しています。さらにここが大事なことですが、これらの糸は帯や着尺の織りに向いています。
かつてブラジル国に日本人移民が渡りその方たちの末裔が、繭や絹の事業を興しています。また日本の繊維会社が生産工場を拓たりなど、歴史的に日本とブラジルとは絹糸を通じて深いつながりがあります。
※なお、当社では、糸染めを外部に委託しております。
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織屋にしむらの手織り

織屋にしむらでは手織職人をかかえ、手織り帯を織っています。主に「佐賀錦」と八寸なごや帯の「平」の献上帯や変献上帯を織っています。工場の一角にある手織りの工房ではで、筬(おさ)で緯(よこいと)を打ち込むドンドンという音で窓ガラスがビリビリと反響するほどです。 風情のある帯は根強い人気をいただいています。

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